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    5月21日?曜日
    なにか恥ずかしい行動を起こすときに、ニヤけてしまったら全てが藻屑になる。そんな負け犬は家に帰っておとなしく『もずく』でも食っとけ。

    えなりかずきを見ろ。
    あんなに恥ずかしいのに、あんなに恥ずかしい顔ひとつしない彼をバカにする資格はキミにはないのだ。


    5月20日?曜日
    昨晩、 ワタクシこと眠り姫はソファーからずり落ちたまますやすやと眠っておりました。
    はっ!
    と夢から覚めたのは、王子様の接吻ではなくあろうことか 深夜ヘロヘロになって帰宅した五十嵐朝日の手(指)によるものです。
    彼の左ひとさし指はワタクシの右鼻の穴に。右ひとさし指は左の鼻の穴に。そうです、ワタクシのご自慢とするところのカワイイ鼻の穴に、汚れた指先を突っ込まれていたのです。
    キャアー!!!
    「突っ込むところが違うでショ!」
    とは申しません。申しませんが急に現実の世界に引き戻され、しかも窒息死寸前のワタクシが冷静でいられましょうか。
    「なっ、なっ、なっ!何!?」
    「いや死んでんのかと思ってさ‥‥‥。どうしたの?これ」

    ワタクシとしたことが股をおっぴろげ、まるで心臓発作かクモ膜下出血を起こし救急車を呼ぼうとして間に合わなかったそんなかわいそうな、しかし世にも美しい死体のように、受話器に向かって手を伸ばした恰好で深い眠りについていたのです。

    さて、電話の主はどなただったのでしょう。プレステ2の鉄拳TAGをしつつ急に睡魔に襲われたのは覚えておりますがその後の記憶がまったくございません。それともワタクシを襲ったのは睡魔ではなく、通りすがりの殿方でしょうか。殿方は実は催眠術のプロフェッショナルでもあり、コトを済ませたあとハッと我に返り、ワタクシの記憶を抹消してしまったと言う絵空事のようなハナシも、ええ、インドエステで磨き抜かれたボディなうえに少々くだけた身なりをしておりましたからまんざら空想ではない気がいたします。 パンツが食い込んでいたことも、ひとつの痕跡かもしれません。

    それにしても、人が死んでるかどうか確認するために鼻の穴、しかも両方にぶっすりと指を突っ込むものでしょうか。突っ込むところが間違っているのではないでしょうか。それとも‥‥‥いいえそんなことは人様にお話しすることではありませんが、でももし、今後ワタクシの身に万が一のことがありましたら、是非貴方様に証人になっていただきたいのでお話ししておきましょう。もしかして彼は私に死んで欲しかったのではないでしょうか。その可能性は催眠術師に襲われた確立に比べるとかなり高いような気がいたしますがそれもまたワタクシの妄想かもしれません。


    5月14日?曜日
    母の日に:
    オカンがビビる姿を見たことがない。
    「母は強し」と言う言葉があるが、母でもけっこう弱い人がいると言うのを私は大きくなるまで知らなかった。
    どこの親もウチのオカンくらいスーパーだとずっと思っていたのである。

    ゴキブリや地震カミナリもちろんオバケなど
    「『へ』でもない」
    と言うし、台風で避難勧告が出たときも、
    「テレビの映りが悪い」
    と屋根に登ってアンテナを直していた。誰かが通報したのか、そのうち役所の車が来て、最初はスピーカーで
    「危険ですからすみやかに降りて下さい」
    って言っていたものを最後には
    「おりなさいっ! 危ないからおりなさーいっ!」
    とヤケクソになっていた。

    オトンとケンカしたときのオカンは怒りが頂点に達し、持っていたロックグラスをピキピキパリーン!と右手だけで握りつぶした。ガラスの破片が突き刺さった血だらけオカンの手に、バンドエイドを必死で貼っていたオトンは一生こんな調子。情けない姿を見られたくはないだろうと、見て見ぬ振りをしていた幼い私も一生こんな感じ。

    福田のおばちゃんちに若い男の泥棒が入ったときにフライパンと傘を持って追いかけ、ウチの倉庫に監禁して警察を呼んだこともあった。

    ウチの従業員が旅行先で地元のやくざに絡まれたときは、あおってきた黒塗りベンツに飛び乗り、サイドミラーにしがみついて、何十メートルも引きずられたこともある。私も引きずられたことはあるが、それはオカンに髪の毛をわしづかみにされ家から叩き出されたときなので勇姿とは言えないだろう。

    こんなオカンは一方で、映画や読んだ本の内容などを話しながらよく泣く。最近はこれにプレステのゲームの話まで加わった。新宿や渋谷では浮浪者たちに泣きながらお金を手渡し、泣くことがないときは、娘である私や弟の将来を勝手に想像して泣いている。動物園では、これだと決めた動物(だいたいネコ科)に丸一日ずーっと話しかけているので私たちは他人のフリをしなければならない。ばれそうなときは
    「なにあの変なオバサン!や〜ね〜どこの病院から抜け出してきたのかしら」
    と熟練した演技も必要だ。

    こんなもんだから、よく親戚のババアとか姪とか長年の友人にいじめられているらしい。絶対に人のいやがることを言わないし調子がいいからナメられているのだろうが私と一緒だとオカンもいじめられないですむ。
    「アンタの育て方がいけないからアソビがあんなになっちゃったのよ!」
    としつこく説教しているいじめっこたちも、私の前ではひきつった笑顔でいまだにこづかいくれたりゲロがでそうなお世辞を言ったりする。

    「みなさん、本当に恐ろしいのは私ではなくてあんたらが小バカにしているそこのオカンなんですよ」
    でも言わない。オカンに怒られるから。

    ビビったことない人を母に持つと、こんなにビビりな人間に育つんですね、おかあさま。


    5月8日?曜日
    今日の疑問:
    藤井フミヤは花粉症なのだろうか。どっちにしてもお気の毒。

    今日のサーフィン感想:
    私は強い日記がスキだああああああああああああああああ!そんな感じ。


    5月4日?曜日
    「100円ショップに行くとつい沢山買ってしまって結局使わないからソンをする」と友達が口をそろえて言う。

    私はと言えばあの空間で、コーフンして心拍数が異常な数値を示している(当社比較)のだが結局くだらないオモチャを2〜3個購入して、どうにかして大人のオモチャとして使えないか試行錯誤するくらいである。

    近所に開店したとき、ウチのオトンは2週間くらい通いつめて、しかも一回に1万くらい購入。オカンに怒られるのを恐れて紙袋から中身も出さずに車に積みっぱなしだった。

    屋台のカルメ焼き屋では、かっこつけて「ここにあるの全部ちょーだい」と言ってしまい、あとで必ず後悔する私がなぜ100円ショップでは控えめなのか。 自己分析の結果、「コレハ罠ダ陰謀ダ策略ダ。ハメラレルナハメラレルナ、ハメラレルノハ『ポ○チ○』ダケニシトケ!」とおそらく私の脳みその一部が執拗にシャウトして、購入を阻止していると思われる。つくづくひねくれてるなあと実感するのだが、まあこれは親知らずの根っこがひん曲がっているのとなにか関係があるのかもしれない。
    金が惜しいわけではない。私はケチだがどケチではない。イヤたぶん。つーか絶対だ。

    旅行に行って有り金全部使い果たしてしまって結局祭日で金がおろせず一日野宿してしまった、そんな経験が一度や二度ではない私がそんなはずがないだろう。


    5月2日?曜日
    今日は椎名林檎モノマネ大会をカラオケボックスで開催予定だったが大物らしくドタキャン。主催者であり、優勝確実の私は這ってでも行くつもりだったが、全身筋肉痛で階段もおりられない。これ以上ファックライフに影響があると困るので2000×7=14,000円の賞金も断念。



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