Weekly Teinou 蜂 Woman



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2011/10/30
[#]動物の巣、日本の巣、金鳥の夏

最近なのかどうなのか。行ってみた奇祭とかへんなとこなどをもうざっくりバッサリと。脳みそを、雑巾しぼりきるみたいにぎゅうぎゅうと思い出してみる。

鞍馬の火祭 (by asobitsuchiya)

10月22日 鞍馬の火祭り 今年行った祭りでNO.1

豪雨の中、京都で行われた鞍馬の火祭りに行った。
鞍馬山の集落は、ウルトラQのOP映像とともに過去へワープしたようなたたずまい。頭の中が横溝映画風のあらぬよからぬ妄想でいっぱいになる。
松明をブチこんで、どでかいキャンプファイヤーみたいになってる巨大な炎に、あらやだナニこれ顔が火照る。照れてるのー?ちがーう。いかにも地元人のフリをして、いい塩梅に混ざり込むことに成功したからコーフンしてるのーーーー!!!!!
鞍馬の火祭(由岐神社例祭)  - a set on Flickr


気になった人々をご紹介します

ばあさんVS孫
ばあさんたっての希望により、軽い気持ちで孫(推定16歳男子)が連れ来てしまったはいいが、豪雨、しかも身動きとれないほどの大観衆のもとで、いきなりオープニングからやんなってる孫。対して最後まで見たいとさらりと言ってのけるばあさんとの一部始終がなんともほほえましかった。強い口調ながら、強制ではなくなんとか納得する形で家に帰らせようとする孫の心意気にホレた。「あーこんないい子なのになーモテないんだろーなー」(と顔を眺めながら)と勝手に推測して涙した。(いやそれはない)

うるせーババア
「ちょとおーーーおまわりさん撮影に来たんじゃないわよーーーーー」「きゃーーー倒れちゃううーー」「けがしたらどーするのよーーー!もうーーー!」「いつまでたってもみれないんですけどーーーーーーー!」「もうちょっと前に行かせてよーーーー責任とってくれるのー」と延々と同じセリフを叫び続けていたご苦労なババアが、まったく機械仕掛けみたいで面白かった。

ほか 時代祭・銀閣寺・東寺市
京都で美味しかったとこ
吉田屋料理店」「さらさ西陣」「マダム紅蘭」「うどん屋 おめん



10月30日 ポルタコ会ーーーーーーーー

Cataplana (by hohbukuro)

前に、「私はポルトガルがきらい」「なんで?」「わかんない。なんとなく気持ち悪い」「僕はポルトガル料理が好き。作るのも好き」「なんで」「わかんない。おいしーからー」という流れでポルトガル料理の会となり、なぜか、タコ好きが多いことからいつのまにか「ポルタコ会」になっていた、そんなわけのわからない会でしたが、ある意味、魔法でした。ニンジンが食べられない人は、ニンジンが食べられるようになり、小川軒のレーズンウィッチでさえレーズン抜いて食べるほどのレーズン嫌いの私がレーズンを食し、パクチーが食べられない人も「え?それならわしも苦手パクチー克服できるかも!?」とういう気にさせておいて地獄へ突き落す、そんな、魔法料理を、下ネタ伝道師ことオサムが創ってくれましたよっと。
2011-10-30 ポルタコ会 - a set on Flickr



初めてうちに来た人に、「土屋さんちって、動物の巣みたいだね」って言われた。
そ、それって・・・



#10/30/2011 01:59:00 午前 このエントリーをはてなブックマークに追加



2011/10/17
[#]まさかこのままホントに正月まで夏日が続いたらどーするー?やっぱアレでしょ?放射能のせいにするでしょ?

龍勢祭 (by asobitsuchiya)
最近のこと

龍勢祭に行ったこと

別名ロケット祭り。ロボコンとか鳥人間みたいに、ド素人の趣味の延長として不発や暴発が繰り広げられると思ったらぜんぜんそうではなかった。1300年の歴史を誇る伝統的なもので、30組の奉納者が参戦する。それはそれでいいものみたなーって感じ。打ち上げ前に口上があって、最後に
「ご奉納っーーーーーーー!」
という絶叫を合図に発射するんだけど、これはもう完全に
「ご放尿っーーーーーーーーーーーーー!」
と言っても多分誰にも気づかれないレベルなので、これを言うためだけに参加したい。観衆の前で声がかれるほど叫びたい、ご放尿。その日のために家で練習します。ご放尿のたびに。

火薬筒(ロケット)から空にご放尿された「背負いもの」「矢柄」たちの写真が、思いのほか良かった。クラゲっぽいし、水彩絵の具っぽいし、精子っぽい。うん、実にいい。
flickr 龍勢祭 他

その日は地元のMさんに案内して頂いた。実は龍勢祭は初めてらしく、自分も飛ばしたい来年はぜったい飛ばすとそればかり言っていた。どうやら、やや異質なコスプレ集団(参照アニメ「あの花」声優の口上にファン殺到)も奉納者だと知り、勝手にライバル視しているようだった。
「もしあいつらが成功したら来年やります」
と決意表明までしていたが、蓋をあけてみれば見事な龍勢を天高くかかげ、見劣りしないどころかプロの技術の集大成だった。Mさんは意気消沈することもなく、何事もなかったように来年は席とって大勢で大宴会しよう!と意気込んでいた。


その後、長瀞の川下りにも連れて行ってくれた。船に乗ったとたん飛沫よけのビニールを、ちょっとそれはどうかと思うくらい大げさにかぶっていたので「え。怖いの?」と聞いたら、「うん、こわい」とあっさり白状していた。だったらなぜ連れてくる・・・・・・。でも降りたら「あー思ったよりぜんぜん怖くなかったー」とよろこんでいた。河原では小学生が石投げ(水切り・石切り)をしていたので、四捨五入50才(もっといえば四捨五入100才)の大人たち皆で対抗してみた。大学生が対岸へ遠投したらとなりで遠投するという負けん気ぶりも披露。あれはどうかと思った。


あーー秩父満喫したなーって思っていたら、今度はMさんがロープウェイに乗ろうと提案してきてくれた。「すぐそこだから、あっロープウェイのロープが見える!」とか言うので徒歩で向かうことにしたが、行けども行けども着きやしない。見えやしない。気配さえない。日はどんどん傾いている。え、本当にあるの、ロープウェイ。って思ったら急に傾斜がきつくなり、その途端「なんで俺たちこんなに歩いてるの?」と、こともあろうかMさんが言いだして仰天した。さっき、ロープが見えると言ったじゃないかと責めると、あああれ・・あれは電線だったかも・・・とのことだったが引きかえすには私たちは歩きすぎた。とにかく進むしかない。前へ。だって、多分あるでしょ、ロープウェイ。

はたしてロープウェイはあった。何かの話題でMさんは大変怖がりであることを知ったので、それでは一番怖いものは何かと聞くと「んー高いところ。高いところはだめだよねー」と言う。「ねー」ってナニ!?これからロープウェイに乗る直前に。どこまで本気なの・・・。


なのでまたMさんに、秩父のどっかに連れて行ってもらいたいと思いました。そしてあの、身を投げ出してサービス精神に徹する姿勢を学びたい!いや学びたくない!あれはクセになるね。「Mさんの怖いところツアー」すんごい楽しかった。どうもありがとうございました。また連れてって!Mさんの怖いとこ!





▼池上本門寺お会式(お祭り)に行ったこと

たしか1か月くらい前から予定していたお祭りだが、当日までずっと「本願寺」だと思い込んでいた。なにもかもGoogleが悪い。甘やかしがいかに人をダメにするかは、このことで証明されたようなものだ。これはいい見本を見た。これからは息子に厳しくいかなければ……と身を引き締めた。なにしろ「池上本願寺」で検索すると、もしかして?もスルーして、シャーシャーと何食わぬ顔で「池上本門寺」が上位を占めていく。なんなのGoogle。人間を破滅させようとしてるとしか思えない。も一回言うけど、なんなの。

で、このお祭りは万灯という出し物が、駅前から大通り、参道を通る。この流れが実にいい。知らない町ということもあってか、夢というか、なんだか映画の撮影シーンに迷い込んだような不思議な錯覚に陥った。出店も多く充実していた。これ、毎年行きたい!

あと、売り物なのか家財道具なのか不明のモノが玄関からあふれ出してとても閉められそうもない悪夢のような来夢というお店が濃厚で良かった。あのあふれ出し戦略、学びたいけど、私の持っていたバッグを、店主に「アラそのバッグ、ステキねーーーさすがだわー」などとホメられて(まさか趣味が同じ……?)と戦慄したのであそこはもう行かなくていいです。

flickr 池上本門寺 お会式






ヨコハマトリエンナーレに行ったこと

ヨコハマトリエンナーレを観賞する人を観賞するために行った。鑑賞鑑賞は満喫できた。終始ニヤニヤが止まらなかった。

オノヨーコ電話TELEPHONE IN MAZeは、電話にたどりつくまで迷路になってる作品(詳細はリンク先で)。透明なので、交代制の待ち時間に大人しくチェックしていれば、ある程度どちらの方向に進めばいいのかわかる。もちろん大人しくは待っていなかった。5名くらいのチームになって進行するので、私はあえて皆とちがう左方向に行ったら、監視員か案内の方が不敵な笑みというタイトルでニヤリとした。あれこそ芸術的なニヤリだったので思わず「これだーーーー!」と叫びたくなった。もちろんその方向、まちがってた。

私は芸術には疎いので(まー世の中全般に疎いんだけど……)、おそらく人の何倍もシンプルに観る。逆に言うと、穿った鑑賞はできない。低能なゆえの雑念が入ってしまうのを防ぐために、予備知識も、正直いえば作者名さえいらないと思っている。もっと直感でみたい。子どもが二度見をするような、二度見芸術な作品、それがみたい。

小学生2、3年かなーそれくらいの男の子が、作品を目にしたらいきなり「わっーー!」って言いながら両腕を大きくグルンと回していた。他のもう一人は、声しか聞こえてこなかったけれども「なんだこれー!へんなのー!?」って大きな声で言っていた。これを大人がやれば完全につまみだされるかもしれないが、できれば彼らのような気持ちでみたいし、私がもし芸術家だったら、そういうふうに観られたい。つまみだすことは禁じたいです。は?妄想なの?コレ。





▼「昭和歌謡ヒット曲映像BAR ヤングマン」に行ったこと

文字通り、昭和の歌謡曲映像を延々と流していて、それに合わせて歌っても踊っても、ただ聞いているだけでもいいという自由な店だ。

どういうわけか、若者のくせにピンクレディーの振付を完璧にマスターしている人もいたし、女性アイドルが出るときだけ「は?それ見えるの?」ってくらい、スクリーンにかぶりつきで観てる人もいた。このかぶりつき男は、男性アイドルにはまったく興味をしめさず、パーフェクトに45度移動するのでその極端なところがむしろかっこよかった。おニャンコクラブをリクエストしまくり、おニャンコ時のみ異常な音程で歌いまくり、まったく共通点のないダンスを披露するオヤジもいた。あの音痴には感服した。人間どうやったらそこまで音痴になれますか?と真剣に質問したいくらいだった。

さすがに松田聖子の映像が流れると店内が一気に盛り上がるのだが、なぜかリクエスト本(カラオケ本のような体裁)には、聖子より河合奈保子の方が5〜10倍くらい曲目が掲載されていて、オーナーの趣味が顕著だった。それもまた実に自由でいいっ!と思ったので、奈保子の腹でも載せておこう。

ただならぬ使命感に駆られ、携帯の充電がなくなるまでTwitterでつぶやき続けた。曲目が気になる方はこちらをご参照くのこと。なににとりつかれていたのだろうか、私は。なんなの。


最近の気になったアレ

(via @nifty:デイリーポータルZ:クンショウモで勲章を作る)




MARC VAN DALEN(日めくりカレンダーでパイパンが見れる)


民家と床屋のすき間に遺体、動けなくなり死亡か 神戸 - 社会



#10/17/2011 12:32:00 午前 このエントリーをはてなブックマークに追加



2011/10/04
[#]日本列島、乱れに乱れまくって風紀委員大変だった日のこと

DSC_0737 (by asobitsuchiya)
爆風ミュージカル

最近のこと
台風15号という風紀を乱す輩の登場で、日本列島が乱れに乱れた先月21日のこと。

私はあちゃここと平山亜佐子さんに対し、サルティンバンコメガネ引き渡しという任務を遂行することになっていました。まあ言ってみりゃあ、フツーに一緒にメガネ屋さんに行ってー、ごはん食べてー、しゃべりまくってー、どっちがより多くしゃべれるか競争してーの王道コースだったのですが、それがどうもそんじょそこらのおしゃべりツアーじゃなくなりそうなお天道様のご機嫌具合・・・前日からTwitterにつぶやくほど気合いを入れた次第です。

「明日アタシ、台風でも絶対行くから!!!つか台風だからこそ行きます!むしろ、台風だったら行くーーーー!」と、逆に台風じゃなかったら行かない勢いのつぶやきをカマします。どういうわけか有志数人も参加表明していましたので、ここで彼らを怖気づかせるわけにはいかない、そんな思いで入魂せざるを得なかったのです。誰も望んでなかっただろうけど。私一人を除いて!

当日もそれなりにがんばり続けました。半裸でノーパンで行くと釣ってみたり(むしろ釣れません)、全裸に半透明のレインコートをきたのでイケてる女になったとウソぶいてみたりと、とにかく必死です。様々な注意報警告警報が発令されている真っ最中に、まーさんを誘ってみるという暴挙にも出てみましたが、案の定こんな返信がきました。

「えーっ今夜ー、瀧のような雨、傘をさしていられないような暴風、地下は浸水の恐れだそうです、それでビビッたって言われたら嫌だからむしろ行きます!!」

ちょ、ちょろい・・・・・・。

というわけで、総勢6名、乱れに乱れた台風の渋谷を満喫してきました。実際のところ歩くのもままならず、暴風に立ち向かっていた割には、写真に写る我々(とくに私)は「雨が唄えば」などのミュージカル風で逆に軽やかすぎます。暗に胸の高鳴りを誇示していたのかもしれません。

DSC_0738 (by asobitsuchiya)

こちらのスライドショーで、暴風ミュージカルをご覧いただけます。

しかし当日はよほど台風に翻弄されていたのでしょう、昼間に半裸半裸詐欺をした私は、帰宅後上半身脱いだまま、パンツ一丁でソファで爆睡してしまいました。(あるいは気絶ともいいます)これで半裸半裸詐欺師の汚名を晴らすことができて、まずはひと安心です。


なぎ倒された街路樹になすすべもないタクシー



#10/04/2011 03:26:00 午前 このエントリーをはてなブックマークに追加



2011/10/02
[#]バスケ通りでみんなでバレーボールしよーよー!

(via October, 2, 2011 / Tokyo | キーホルダー)
Tokyo | キーホルダーより奇跡のショット

最近のこと

先月、ネパールフェスティバルに行って100円のマンゴジュースをちょー満喫しました。あまりも満喫しすぎてクソ重いのに8本くらい買ってしまい、その場で4本くらいは飲んだのかなー。で、ラスト1本、あまりにももったいなさすぎてまだ飲んでません。飲むものか。飲んでたまるか。冷蔵庫はもちろんのこと、書棚やテレビボードの上などに飾ったり、ソファの下にむやみに隠したりして惜しんでいます。こんなお名残り惜しい飲み物って生まれてはじめてかもしんない。なので、ネパールがいったいどこにあるのか名産はなんなのかオパールとはどうちがうのか?など、そんなことは一切合切、オール不明なまま、ネパールといえばマンゴージュースというイメージがこり固まったまま死ぬまで過ごすことにした。べつにいーよねー。


お名残り惜しすぎる一品

その日、代々木公園で、謎の物体を持っている2人組がいましたね。なんと自家製の無線だそうです。えっーーーー!?つか、はぁーーーーーー?あまりにも謎すぎる。(ちょっと写真ではよくわからないけども)あの、危険極まりないステンレスのメジャーで作ってあるんだよーーー!!!



うぎゃーーーーーキケンキケン!しかも何してんのかと言えば、無線の音を頼りに宝探し的なことをしているとかキチガイじみたことをおっしゃる。うっ!そ!だろー!?頭とかもキケンなのでは!?
と思ったけど本当でした。しかもイケシャーシャーと借りてみました。


(あ、大事に抱えてんのが例の名残り惜しすぎる飲物です)宇宙人と交信してるような音がしたよーーー!!!なかなかの腕をお持ちのお二人、ロシアの世界大会にも参戦するんだと息巻いていらっしゃいました。いい趣味だわーーー。あの、夏休み工作風の自家製無線がなんとも言えない、マジで。ちょー楽しそうだったなーーーーー。だって一生夏休みなんだよ!楽しくないはずがないよ!

そんで宇宙人の仕業かどうかわかりませんけども、代々木公園ではがっつり昼寝してしまって有意義なのかそうではないのか意味不明な状態に陥りました。たぶん、あの超常電波にやられて……

夜は根津神社の大祭に行って、今世紀最大の名シーンを観賞することができました。お神楽をね、待ってたんですよ、始まるのを。やたら眩しい出店の列から少し離れた静かな境内で、みそコンニャクとか綿菓子とかを呑気に食べながら。200円だって安いねー綿菓子、ほしーねー製造機。やっぱザラメは白じゃなくっちゃだよねーザラメおいしーよねー食べたいなーザラメ、太んのかなーやっぱしとか言いながら。くだらない話以外はしないぞって勢いで。

そしたらなんか、会話をさえぎる威力のある歌というか歌声が聞こえてきたんだよね。「え」って思って、一瞬なにもかもを止めて耳を澄ましてしまうような、だけどなんだかさらりとした声が。

私たちは御神木を囲むようにして根元のところの大きな石に腰をかけていたんだけど、カラダ2つ分くらいあけたところに大きな背中と小さな背中の父子が座っていて、声の主はそのお父さん。2才にも満たない子どもの顔を振りかえるようにして見ながら、とめどもなく歌い聞かせてた。雑踏でよく聞こえないんだけど、たぶんジブリメドレーだったと思う。それをじーっと食い入るように、あるいはなんかこう、歌の意味を理解しようとでもしているように聞き入ってる様子で見上げている小さな子ども。一見、指でコツンと押せば、コロリと倒れてしまいそうな弱弱しい雰囲気だったけど、目力だけは力強く、歌を聞くことでお父さんと会話してるみたいだった。無限かっていうくらいの包容力と、これ以上ないってくらいの信頼を全身で具現化してた親子。目に見えない絶対的なものがうっすら見えてるって感じ。ホント、鳥肌が立った。なんか出してた、あの二人。ビームとか。あ、無線LAN?Wi-Fiっつーの?

奇跡の名シーンはこの周辺で

対価を支払ったりわざわざ足を運んでいいシーンとかって観れたりするでしょう。でも、こういう日常の不意打ちは反則すぎてガツンとくるね。

今だに思い出しては「あれって本当の光景だったのかな」って思うことがある。もしかしたら、昼間、宇宙人と交信して昼寝中に脳内にチップでも埋め込まれたのかもしれない。それくらい非現実的な光景だったし、うらやましかったし、私も絶対的ものが欲しいのかなーって思ったし、あとカラオケ行きたーーーーい。



#10/02/2011 03:16:00 午前 このエントリーをはてなブックマークに追加



2011/10/01
[#]どちらかというと天国よりもこの世の果てが見てみたい。この世の果てを目の前にして高笑いしたい。


でけーなーオイ!

ちょっと前、こんなつぶやきをした。

気になる昆虫を目にすると、私はもれなく「ぼくどこからきたの?」って思う。これは、私が都会に戻ってきてからというもの、きっかりと習慣になってしまった。

「ザ・子育て」と言ってもいい約12年間を、私は埼玉のド田舎で過ごした。虫は探せば必ずいた。息子のオンや、その友だちらと昆虫図鑑を覗きこんで「おしっ、今日はこの虫を探しに行こう!」などと決めれば、日が沈むまでにはほとんど見つけだすことができた。子どもらの監視と称し、ヤンキーのように道路にしゃがみこんでご近所さん連中と与太話をしている私の脚を、わらわらとアリやクモが這っていくこともあった。(糖分摂取が過剰だったからだろうか、私は異様に昆虫にまとわりつかれた)虫ケラのジャマをしないように、なぜか声までひそめてじっとしていたのを思い出す。ホラホラ見てー、私、こんなに虫に好かれるんだよ、すごいでしょー!と、息子たちの気を引くことに、まったく余念がなかった。

子どもたちに聞かれた時に平然と答えるために、難解な虫の名前も次々に(しかもググらずに!)覚えていったのも今思えば実にばかばかしい行為だっだと思う。何を食べるか、どこにいるのか、畑か、田んぼか、草むらか土の中か小川か軒先かあるいは人体か。あのとき、一生分の脳細胞を使い果たしたような気がする。しかもぜんぜん覚えてないし!そうだ、私の今の著しい記憶力低下の原因って、オンに質問されなくなったからじゃないのー?ゲシュタルトをゲシュカルトと言っちゃうのも、みんなオンのせい。そうにちがいない。グググーーーオンめーーー。

オンはいつから私に質問をしなくなったんだろう。いつから?いつから私に聞く前に、自ら辞書や図鑑やiPadを開くようになったんですかね?そんなのずるい!許可もなしに!パスワード教えたおぼえ、ないしっ!

アメンボたちがヒャッホーってしてたとこ

とゆーか、あのキラキラの日々の虫ケラたちに、私は「ぼくどこからきたの?」と問いかけることは一度もなかった、ということが言いたいんです。文字通り羽をのばし、縦横無尽に飛び交っている(ようにみえる)彼らに、そんな愚問をする発想はまるっきりなかったと。でも今、いつなんどきも、朝起きれば顔を出してくるウチんちのハエトリグモ(通称イクコ)に、ビルの谷間のアメンボに、駐車場のカナブンに、死ぬ寸前まで異性に色目を使うセミたちに、姿を見せない三丁目の秋の虫に、いきなり口の中に飛び込んできたショウジョウバエに(つい飲み込んでゴメン!)、息を殺して見張っていると、排水溝からゴキブリのように顔を出した正真正銘のゴキブリにでさえ私は思うのです。
「ぼくーぼくぼく、ねえぼくどこからきたの?」
よくきたねー。

で、みなさんご存じのように、私は後天的なバカではありますが生粋の馬鹿ではありませんから、この問いかけがいかに人間の身勝手な思い込みから成り立っているかということはようくわかってるつもりです。だけど、それでも、どーしても思ってしまう。むしろ思いたいし、あえて思う。今こうして都会で私が彼らに問いかけるのと同じように、田舎では虫たちに、歓迎されるでもなく、かといって敬遠されるでも攻撃されるでもなく「キミらどっからきたのー?どこ中ー?」と囃したてられているような、いつもそんな気分だったから、せめて、と思う。

キラキラの日々の産物がコレ

で、なんでこんなバカみたいなセリフ「ぼくどこからきたの?」がフイにでてしまうかというと、これはべつに、ちょっと頭の足りない女を演じているわけでも虫さんたちにやさしく語りかけるイカれ女を演じてるわけでもなく、ただ単にフザけているんですね。誰にもわからないのに、誰にともなく虫に話しかけることにテレてみる、ふざけてる、好きな女子に「ぶぁーか!」と言ってしまう小学生男子、そんなイメージです。ぜんぜんちがいます。えーとね、人生初の衝撃本がこの名タイトルだったから、これは私にとってはひどく身近でセンセーショナルでトラウマなセリフなんです。小4の時図書館で読んだ性教育本で、あまりにもショックすぎてコレはもう自分だけにとどめておいてはいけない、まじヤバいと思い、翌日友だち大勢ひきつれて図書館を再訪。大演説をかまして憂さ晴らしをしました。こういう性格、大人になってもたいして変わってないなあー。とゆーか変わらないもんなんだなーマジびっくりだよ。

ぼくどこからきたの?

そういえばこの前も、私が唯一触れない昆虫カマキリに遭遇したんだった。触れないけど、構造も生態も好きなタイプ。言葉が通じるなら告白しちゃいたいタイプ。夜の夢の島、そのカマキリは見たこともない素早さで(それまで私はすっかりカマキリは動きがトロいと思い込んでいたのですが・・・)一緒にいた人の肩から背中にかけて猛スピードで移動して飛んでいきました。なんだったんだろアレ・・夢かな?

幻のようなカマキリのあと、夢の島ではロメロ・カステルッチ氏の「わたしという現象」、飴屋法水氏の「じめん」を観賞。これもまたマボロシっぽい印象を残す作品だった。

月に化かされてるような妙な気分の夜に、私はよくカマキリに遭遇する(闇アルキ。月アソビ参照)。え。カマキリって、私にとってちょっと特別な存在ってことなのかな。不思議の国のアリスでいうところの白ウサギ、その役目をカマキリが果たしてるということか。闇世界への案内人ーーー!?えっーーーー!?やってる最中、メスがオスを食べちゃうというアレーー?そんなのムリーー!(混乱中)

とゆーかそうそう、あの夜は確かに謎も多かった。公演中、コウモリが大量にナニゴトかーーナニゴトかーーーとパニック気味に飛び交っていたのも化かされっぽい。コウモリたちの登場は、演出のひとつのようで、あるいは演出だったのかもしれないし、わたしが演出家だったらすかさず「ああアレね、紛うかたなく正真正銘の演出です」と言うと思う。自信満々で。
彼らを挑発するなんらかの音を流していたようにも聞こえたし、せわしなく飛び交う彼らが浮かびあがるようにライトアップされているようにも見えた。あるいはただ、夢の島の緊急事態に慌てふためいていただけかもしれない。でも仕込じゃなければ奇跡だなー。どちらにしてもすべて放射能のせい。あいつらのせいだな。帰りのもんじゃ屋で、シャーベットが小さかったのもまるごとぜんぶ。うん。



#10/01/2011 01:39:00 午前 このエントリーをはてなブックマークに追加


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