顔文字の行方 タイトルはすでに忘れてしまったが、前にウチで『アナタの恥ずかしいオコトバは?企画』をやってたくらいだから、恥も千差万別だと言うことはむちゃくちゃわかっているつもりだ。 たとえて言うなら、「マ○コ!」「ヤろうよ」「SEXしようよ」とかはへーキなくせして、 「抱いて」 とは死んでも言えないのがこの私である。 もし言ったとしたら、ゲロを吐いてそれをのどに詰まらせて窒息自殺するココロガマエまである。 さて、ワンコロメンソウルのイヌヲちゃんが顔文字禁止令撤回声明をだし、また1ポイント男前になってしまった。 ネット上でけっこう話題になったりするが、『顔文字』にはいっさいキョーミがない。 よく行くBBSでそんなハナシになったら私は頭がおかしくなったフリして(フリじゃないかもしれない)逃げたりよけたりする。 もともとドッチボールで球をよけるのは得意だ。いつも、ポケットに手を突っ込んだままの挑発的な態度でかわして最後まで残りみんなに嫌がられていたが、その辺のザコとはドッチボールに対するココロガマエが違うのである。とっても違うのである。 面倒なのとちょっとばかしかっこわるいと思っているから自分では今まで使ったことはないが、ウチのIJIWARU-BBSで誰かが顔文字を使っていてもなんとも思わない。 むしろカッチョいいヤツをひそかに発明し、トウキョウトッキョキョカキョクに行って特許を申請するココロガマエまであったりする。 顔文字と同じくらい差別されているのがカッコ内に文字をいれる、カッコ文字(って言うのかな)だろう。 『(笑)』については何と読むのかも知らないのだけど、前後する文章があまりにも陳腐なモノが多いとは思う。思うがたとえば『(鼻)』(永峰に著作権あり)のように、読者を混乱させるためだけの応用編もあり、なかなかスミに置けない憎いやつだと言うこともできる。 BBSに『顔文字禁止!』と力入れて書いてるトコは少なくないし、わざわざトップページでそのお触れを出してるお役人もけっこういるが、そのココロガマエは私にはとうてい理解できないのである。する気もないけど。 エロのススメ なぜかテキスト主体と称される当サイトだが、世のビジュアルブームにのっとって、こっち方面でもかなりふんばっているつもりである。 高校時代はこれでも一枚500円くらいで空想生物の絵を売っていたのだ。どうだまいったか。 みんなが絵を見て笑ってくれるのが嬉しくて、もっと笑えるものもっと笑えるもの……と追求していったらワケがわからなくなり、いったい自分はどんな絵を描いていたのか、終には自分ってなんだっけ?などと思うようになり、揚げ句の果てには原宿のシェイキーズのテーブルの上で前川清と松田聖子のモノマネをやったら1000円。などと値がつり上がっていったのである。書いてる本人もわけわかんない。 そんなことはいいとして、私がこのサイトで書いてて一番楽しいものは『ファッケロホール』エロページのお悩み相談である。 しかし全然反響がないので仕方なくたまあに自分で全編を読み返したりして 「はーはっはっはっ!すんげぇ面白れえ」 と、なったあとでちょっと淋しくなり、お腹が空いてするめなどを焼いて噛ってみたりする。 あい変わらず 「日記、面白イデス」「アンタ、オカマですか?」 とかのメールは来るのだが、 「エロ面白いです」 は一通もない。これはおかしい。 日記がスッポンだとするとエロは月であり、前者がキリであるならば後者はピンである。岸田今日子と深田恭子の差があり、わかりやすく言えばクソとミソだ。 しかも最近はお悩みも途絶えてきている。これもおかしい。 『愛だ恋だ』と騒ぐならば、その次にエロがきてもよさそうなもんだろう。いや、エロあってこその『愛だ恋だ』だ。ちがうか。いや、ちがくない。日本語がおかしいとかそんな程度の低いなメールはいらん。どうせならこれくらいハイレベルな頭のおかしいものを参考にしていただきたい。 >脳も蜂並か!クソが! >葬式の際にはの >一本でもあげに行きたいと考えていますので >その際は是非お教えください。では。 グププ。 さて、そういうわけでエロページデザイン変更しました。みなさまのお悩み、心よりお待ち申し上げております。 提供はエロクイーンアソビ・エロキング大谷ゆたか・ゲストコメンテータージャックツカサでした。 恐ろしい予感(反撃メールの本当の狙い?) 世の中にはどうでもいいことと、どうでもよくないことがある。そしてそのどうでもいいこともどうでもよくないことも人によって様々である。 ミーの日記は日記じゃないとかそんなことも私にとってはどうでもいいことであるが、それがどうしてもどうでもよくない人がいるらしいのでご苦労サマである。 日々送られてくる『この日記に対する反論メール』なども、実は私のことでありながら私にとってはどうでもいいことであり、めん玉の中のコンタクトレンズにはりついた汚れとか、ツメと皮膚のすき間に出来たササクレ(通称親不孝)みたいなやつを思いきって取ってしまおうかどうしようかの方がよっぽどどうでもよくない。 私は私が、私の書いたことがすべて正しいとは思っていない。だからと言って間違ってるとも思ってない。つまり、正しいか正しくないかなんてどうでもいいのである、そんなこと。 私はイヤなものや人をいつもぶっ殺していく。私の視野から、脳味噌から、全てを消してしまう。イヤな人の声は聞かないし、顔も見ない。もちろんイヤなサイトも見ない。 しかし、頂戴した激怒メールは抹消しない。ありがたく拝読し、友達がきたときに 「どうだ、スゲエだろう」 と自慢する。 そもそも現実社会でもしょちゅう罵倒されてる私は、首絞められたりぶん殴られたりヒカリモン突き付けられたりされてるこのワタクシのココロは、「生意気」だとか「いい気になんな」とか「高飛車」だとか「キチガイ!」「ぶっ殺してやる!」「マ○コズタズタにしてやるっ!」くらいのメールの活字では残念ながら一ミクロンも動きません。 が、こんな頑丈な私が、あることにフと気付いて一瞬ビビッた。 日記をアップするたびに、怒りに充ち満ちたメールをびっくりするほど速攻でくれるそこのアナタ、そうっ!律義でマメで激情派、三拍子揃ったアナタですよ!もしかしてアンタ、私に気があんの? 一発ヤる? よいこは真似してね(パソコンをナメル会) うぎゃあー! と叫んだのはいつだったっけ? パソコンのモデムがぶっ壊れた。 命の次から数えて26番目くらいに大事なモデムちゃんが。 なんだかすでに1年くらいたったような錯覚に陥ってしまう。 でも良く考えてみたら3日くらい前かな? ふだん全く悩みというものと無縁の私が悩みになやんだ6時間。 多分わたしの脳みそ、シワだらけです、今ごろ。 体も心もヘロヘロになったころ、なぜか顔の左半分が痛くなってきた。 「これはショックのあまり起きた、まぎれもない顔面神経痛だ」 と悟った私は、これを解決するために何か楽しいことを考えなければなない、とキッカリ6時間目にそう思ったのです。 楽しいこと……。 んーセックスが一番か……イヤ、こんなジョータイではヤってる最中に 「モデムーッ!」 とか叫んでしまいそうで、それはそれでなかなかザンシンで面白いかも知れないケドやっぱり面白くないか。 あさって行く夜桜見物……イヤこれは『食べ物が団子、飲み物はお茶』限定と言う実ににふざけた花見(もちろん言い出しっぺはノータリンのコレステロール、これが正しい花見の会だそうです。アホか)なのではっきり言ってどうやってバックれようか検討していたところだし……。 あ、そうだ、花見の前にライブに行くんだった!……と言ってもRoyalTracksと言う壊れたヤツラなのでこれでまた負傷の恐れもあり……楽しみでもあるけど不安でもあるな……。 う〜ん……。 と、悩みに悩んだ私はとうとう究極ナイスなアイデアが頭を過ったのです。 これだっ!これしかない! 顔面神経痛を治すのはこれしかない! そして私は幸せな気分の時には必ずそうするように 「お手手のシワとシワを合わせてシアワセ……なむ〜」 と合掌してから床につき、 『青いプラスチックケースに入った人間の心臓(しかも動いてるヤツ)をみんなでまわし見る』 と言う何の暗示かさっぱりわからん究極の夢を見た翌日、ぶっ壊れたパソコンを無期限保証付きで8万で知人に売り、それを元手にさっそく秋葉原に向かってその名も『iMac』を購入したのであります。 そう言えば秋葉原に向かう途中、実はもうココロは決めていたのだけど自慢も兼ねて、 「ねえ、モデムがイカれたんだけど、今買うなら「iMac」どうかな?」 と神田ぱんに電話してみたところ、彼女は 「買いだよ〜買いっ!」 などとどう考えても馬券やのおっちゃんかペテン師みたいな口調で言いきった。 そしてペテン師は 「私からの忠告は、ひとつだけ。決してマシンを舐めないこと」 と、環境ホルモンがどうたらこうたらと言っていたが、どこからどこまでが本当でウソなのか、最後までわかりませんでした。それにしても彼女は私を何だと思っているのでしょうか。犬か? でも、ちっと舐めちゃったケドね。ワンワン! 宣言 Weekly Teinou 蜂 Womanを開設して1年とちょっと。 個人サイトではなく、私の発行する『低能文学マガジン0点』のオフィシャルサイトだと言うことを知ってる人は多分一人もいないはずだ。なぜなら私も今知ったから。 当初、季刊のはずだったこのミニコミは、去年の春以降発行していない。 発行部数が増え、出版にかける費用がかなりのモンになってしまったことが原因だと思っていたが、いや、現にそれはそうなのだが、はたしてそれだけなのだろうか、私にチ○コがないのは明白だがそんなチンケな女なのだろうかと考えた。 そして、私めがけて千鳥足で落ちてくるゴミのような雪をマーシャルアーツで払いのけながら悟ったのである。 「それは違う」 と。 友達や知りあいにムリヤリ配ってついでに脅迫して金をせしめてやろうと考えていた創刊号。 初めて書店に並べられたときは 「うわ〜小学校の時お買い物ゴッコやった、アレの本物バージョンだあ〜!」 と感激、友達に 「5冊くらいいっぺんに買ってこい」 と脅したりした。 初めて読者からのお手紙を読んだ時は、お礼に「おこめ券」でも送ろうかと考え、雑誌で紹介されたときは家宝にしろとオカンを呼び付けた。 あれから2年。 せこい印刷やの出来の悪さに文句を言ってやり直しさせ、自ら紙を折りホチキスでガシャンと留め、 「また遊がバカなことやってるよ〜」 と言われながらもセコセコと配っていたあの頃の私が、私はとてもうらやましい。 もっともっと、せこくてくだらなくて自分勝手でアホでクソみたいでゴミ同然のおシリを拭くと痛いけど、水洗便所には流せないような 「バッカじゃな〜い?」 と誰にも相手にされないシロモノをそんなミニコミを、チンケでもいい、私は作りたいのである。 身のほど知らずな取材 昨日はインターネットアスキーの取材があった。 カラー見開き2ページ、インタビュー撮影つき、ハチ開設以来かつてない豪華版である。 聞いて驚くなタイトルが『人気ホームページ プロファイル』で、ある。誰も知らなかったが人気モンなのである。 さらにそのコーナーの歴代ゲストはスゲエメンツばかり。しかも今回は大御所nano-rayのピンチヒッターなのれある。 お話が来たときは、ページ作者の裏側を追うとか『冗談の反対側』でとかのご要望であった。ジョーダンの反対の反対ならまだしも、はたして私につとまるのかどーか、一瞬チューチョしたふりをしたが、以前もお世話になってる金田さんからのお話、しかもジンマシン仲間でその苦しみを分かち合った同志元スパガのariさんからの紹介なので、たとえ親が危篤ジョータイであろうと必ずやお受けする覚悟を二瞬にして決めたのである。 笹塚のドトールコーヒーで待ちあわせ。 テーブルの上に、私が発行している『低能文学マガジン0点』を置いておくことになっていたのだが、ガラスの自動ドアが開くやいなや目の前のスーツ姿の人と目が合い、その人がなぜか胸あたりでプラカードを持つように『週刊文春』の表紙をこちらに見せつけたのである。インターネットアスキー編集長の根岸さんであった。なぜ文春…… 今にして思えば、かなり謎の多い不可解な行動なのだが私はそれでビビビッときて、 「あ、土屋です。今回はどーも……」 と挨拶をかわしたのである。 それにしても、取材を受けていた時の私はかなりマヌケであった。 あけっぴろげは私の性分だが、インターネットとはかなりかけ離れた身の上話などを中心にして、話さなくてもよいコトまで話してしまったような気がする。ライター金田さんの持ってきかたも上手いし、なによりも皆様のあたたかい雰囲気が私を引きだし、私を引きだすということは調子にのっちゃうと言うことになり、調子にのるということはバカ丸だしと言うことになり、バカ丸出しということは、やっぱりバカ〜〜〜うぎゃあ〜!!!!! その後、商店街のヤオヤでスペシウム光線ポーズをつけて撮影。その間、ヒマだったヤオヤに急に客が押し寄せたので私は感謝されるべきなのだが大根一本もくれなかったのである。ケチ。 それではと、場所を変えサカナ屋で撮影したはいいが、今度はくれるどころかサカナ屋のオッサン、買わせようとするからタチが悪い。私がダメだとわかったら、カメラマンの宮尾さんにまで 「安くしとくよ〜これなんかどう?だめ?じゃこれは?」 だって。んも〜笹塚の恥さらしっ!ホント、ご迷惑をおかけしました。 そして私はイベントTVpanicに向かうために、深々と頭を下げてから商店街をさっそうとあとにしたのであった。 このイベント報告は次の章へ。 ヒドイ人の自覚全日(オールジャパンレコード)イワキくんの関係で、I2fcobaさん主催のイベント、TVpanicに行った。 現実社会では初対面であるクイーンramiと同伴である。 クイーンramiはラクダと白魚と持田カオルをたして3で割ったようなカワイイ女の子であった。 ガシガシなるくらい長いマツゲの持ち主。そして、 「ちょっと、なでさせて」 と気色悪いことを言ってしまうほどの美しい手の持ち主でもあった。 開始時間がそうとうずれこんでいるらしく、一時間過ぎていたがまだ始まっていなかった。ビル内でチャンバラクロック(旧チャンバラカラクリのフクダ君と遭遇。 彼とは以前に一度会っただけなのに、私は良く覚えていたなあ〜とひどく自分に感心。 「いや〜スーツなんて着ちゃってえ〜」 となれなれしく話しかけてしまった。フクダくんはそうとう慌てているそぶりで 「あ、あれ?アシタ君見かけませんでしたか?」 と言うので 「え?全日(オールジャパンレコード)の人だっけ?」 「ええ、そうです」 「う〜ん、見てないなあ、じゃ、あとでね」 と言ったはいいがそのアシタ君の顔を私は知らないのである。 shinoさんとアサシンさんの最強コンビ『東京ズゴック』の曲が始まった。あれ?もう始まったのかニャって思うほど時間帯も早かったような気がする。クイーンramiとフロアに出た。 shinoさんは何かを睨みつけるようにマイクの前に立ち歌う、しゃべる。 あいかわらず面白い曲、歌詞、そして映像。ビルの最上階までミシミシとヒビが入り、会場は震度6の強震のごとく揺れ、大家からは「今度こんなイベント開催したら出ていってもらいます」 と苦情が来るほど大爆笑のハリケーンがおこる、はずだ。以前開催された場所、恵比寿の『みるく』であったならば。 しばらくして聞いたことのある曲が流れてきた。全日イワキ社長から以前送られてきたテープの曲だ。 さっきまで固めのソファに寝ていたはずのフクダ君がいなくなっていた。フロアの最前列でコブシを振り上げている。 生で聞く全日の曲はスゲエなあと唸るほどよかった。眠っていたフクダ君の身体が突然踊りだすのもわかる。 ズゴックのアサシンさんもステージに乱入して素晴らしくヘンテコな踊りをご披露。記憶に残る名場面であった。 ラスト付近では数名がステージに上がった。 「フクダ君っ!頑張れ!上がれ!上がれーっ!あがってくれえ〜」 二階から熱い声援を送った。 そのカイあってフクダ君もステージに突入。フクダ君の晴れ舞台に私とクイーンは手をとりあいカンドーする。涙の変わりに汗がでて、思わず叫んでいた。 「アリガトウーフクダー!」 親しみを込めて呼び捨てにさせてもらったがこのエールは彼に届いたかどうかは今もって不明。ありがとう以外に言葉があるはずもない。来て良かった……そう思わせてくれたフクダ君に心から感謝しているのである。 それにしても……彼に注目することなどなかっただろう、恵比寿の『みるく』であったならば。 そして私たちは店を出たのだが思い起こせば私はクイーンramiにひどいことばかりしてしまったような気がする。 まず待ち合わせした茶店でお金を借りてまだ返していない。 勝手に外に連れだして土砂降りの中パーキングまで歩かせ、あげくのはてには駐車料金の小銭が足りなくて「返すから」と言ってそれも返してないのである。 ウチまで送ってあげるよとデカイこと言っておきながらかなりかかると聞いて「やっぱやめた」と言う潔さ。ファミレス探して道に迷い、「まあ東京見物ということで」とごまかすズルさ。アンナミラーズでは彼女のポテトをつまみ食いし、じゃあ最寄りの駅まで送るよと言いながら、またさらに迷ってなぜか六本木にまい戻り、早朝4時に渋滞にハマって、六本木のど真ん中(しかも信号待ち中)で「じゃ、ここで降りてくんないかな?」なんてこうして書いてると「アソビってホント、ワガママを絵に描いたような人間だよね」と言った友人の言葉、あれはあながちウソではなかったのが良くわかります。 マジで私って紛れもなくヒドイ人代表……なんでしょうか。なんだか自分が恐ろしくなってきました。 ……。 こんな私を『いい人っぽかった』とニッキに書いてくれたramiちゃんの優しが目に染みます。私は彼女が大好きになりました。しかも『いい人だった』と書かないあたり。 HOME>DIARY>TEXT |