一緒に泣けない鮫肌の人
あの人が泣いたとき 私もさめざめと泣いたのはたったこのまえだったのに あの人が泣いたから 私は冷めて泣きやんだ さようなら ビービー泣くんじゃねーよ |
おんなごころと天気予報
風が強い日にはミニスカート
パンツが見えるから
フリフリのレエスを選ぼう
さわさわでもピューピューでもいい
血管の浮きだった白い太モモが
よりキレイに見えるように
サクラ色したあのレエスを
雨の日には傘をささない
髪の毛が濡れるから
結ばないで歩こう
しとしとでもザーザーでもいい
軽いカールが色っぽく見えるように
あの人が傘の中に招待してくれるように
晴れた日にはなにもいらない
太陽は私をメラメラとキラキラに
それでも汗でメイクが落ちないように
ウオータープルーフマスカラはどうしても必要
でもあの人がいないんだったらどうでもいいや
ジャージでもステテコでもなんだっていいや
壊れたメガネをかけてゲジゲジのまゆ毛で街を歩くのだってへっちゃら
フリフリレエスもマスカラもどうだっていいや
捨てちゃえ!
![]() 遊園地に連れていって メリーゴーランドに乗りたいわ 豊島園の馬たちは日本で一番古いのよ あたし落馬しないように しっかりあなたにつかまるから 目がまわらないように しっかりあなたを見ているから 警備員を脅して 1周/3秒の高速回転にしてね |
愛しい人よポケモン言えるかな
愛しい人よポケモン言えるかな 愛しかった人よポケモンまだ言えるかな たとえばあの時 ポケモンを全部言えるあの人がとても自慢だったけど 今まだあの人がポケモンを全部言えるとしても どーってことない 愛しい人よポケモン言えるかな 愛しかった人よポケモンまだ言えるかな |
月の明るい夜にあなたは言った へんだ 夜がこんなに明るいわけがない アナタハ夜ノ空ヲ見上ゲタコトガナイノデスカ? へんだ この世の終わりかもしれない 私はこっそりと この人との世界を終わらせたほうがいいのでしょうかお月様 |
どぶ川に ツバを吐いたら でっかい向日葵が俺を見下ろしていた でっかい向日葵が俺を見下していた ペンペン草はそっぽを向いていた |
校内一短いきみへ
昼休みになるとまっさきに校庭に出るきみを見るのがすきだった
二階の放送席からボールを追いかけるきみを見るのがすきだった
シュートをきめたときのあの表情
反則をとられたときのふくれた顔
砂ぼこりをあげて
きみが消えそうになったら
ボリュームをあげるんだ
きみを見るのがすきだった
きみを見るのがすきだったけど
校内一短いあの紺色のスカートから
ちらりと覗く白いパンツがやっぱりいちばんすきだったんだよ
ふられる予感 |
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