電信柱は今日も立っていた
この道はいつか来た道 あの道もいつか来た道 ビルが建って 金物屋がつぶれても アスファルトの隙間の 雑草が抜かれても 一緒に歩いた オトコと別れても わたしが確かに歩いてた道 電信柱のたびにゲロをしてキスもした ゲロのキスの道 |
骨まで愛して 「あいしてる」と言ったことはないけれど灰とともに私の手に帰ってきた犬の骨 たちを見てわたしは強く強く力強く愛おしいとそう思っていて嗚呼これがもしも そういうことならば私が男に言ったこともなけりゃ思ったこともないのは納得で きるのだがしかしそれを口にした男たちのなんと浅墓なことか犬以下なことかイヌイカ?エロチカ?ピアニカ?コードベロニカ?違う全然違う。 |
『激白』アンタ誰?
まさかうそでしょう
ワタシがアナタに猛ダッシュで飛びついてそのまま一緒にすっころんだとか
ワタシがアナタの誕生日にすっぱだかのワタシをプレゼントしたとか
ワタシがアナタの電光掲示板の告白に感激して銀座で叫んだとか
そんなことがあるはずありません
あるはずないでしょう
ワタシではなくてタワシの間違いではありませんか
背伸びしていたと告白するのなら 私が履いていたシークレットブーツの匂いを嗅いでみて にじんだ汗とオドイーターの匂いは 鼻をつまんでも目に染みるはずよ そしてアナタは吐き気を感じるの 口をふさいでトイレにまっしぐら 履いて履いて履きまくったブーツは叩き捨てるから 吐いて吐いて吐きまくってバカな恋を忘れてね 私のカケラが胃の中に残らないように ほんの一部でも残らないように 人差し指を突っ込んでキレイさっぱりにしてね サクロンも飲んでね |
ゴールキーパー |
そんなんだからふられんのよ |
ギャングなヒト
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猛ダッシュの変人(じゃなくて恋人)
高速をかっ飛ばして
検問もぶっ飛ばして
猛ダッシュ
わき目もふらず
わき毛も剃らず
私は猛ダッシュ
アクセル踏みっぱなし
うんこも踏んだけど
気にしない猛ダッシュ
いいオトコがいたって
宇宙人がいたって
私は振り向かない
でもビューラーだけは手放せない
あの人のところへ行くんだから!
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