嗚呼を書いてアアと読むのは不思議だ
意地という若者が 私の目の前に立ちはだかって 両手を広げて通せんぼをした イジはワルだった カッコつけていた |
がっしりと腰をつかんで
演歌の花道
無茶苦茶なやりかたで
あの人は私を盗んだ
それはスリでもあるし
それは万引きでもあるし
それは強盗でもあるし
もしかしたら演歌かもしれない
演歌の花道かもしれない
困り続ける 小回りを続ける おまわりを避ける おまいりを避ける 張り裂ける あざける 朝焼ける空 そらみたことか 君のいない朝が 来てしまった by つかさ |
カス |
若い時代とか苦悩
ウェルテルが悩んだようにボクも悩むのかな? ゲーテが苦しんだようにボクも苦しむのかな? 胸を締め付ける想いも 言えない言葉も ずっとボクの心の中で でも、キミはハダカになるでしょ? ゲーテの前で、アルベルトの前で キミは平気でハダカになるでしょ? ボクはウェルテル? それともケストナー? キミがハダカになっちゃうから ボクの悩みはどっかいっちゃう ボクもハダカになっちゃうから いろんな悩みがどっかいっちゃう
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外に出れば生ゴミを漁って生き抜くことが出来る 吹雪の中 ねぐらを探して さまようときは 暖かなヒーターの部屋を思い出すヒマもないのよ アナタが私を粗大ゴミの日に放り出したとしても ホントはやっぱりへっちゃらなのよ へっちゃらなのよ ダーリン
ベッドにいたオトコを思い出せない フルネームも歳も思い出せない 体育倉庫の裏でパンツを脱いだ あの時の空の青さは思い出せるのに 下校を伝える鐘の音は鮮明に思い出せるのに |
新宿にて
女が立っている。まっすぐに立っている。髪の長い女だ。真っ黒で一ミリの歪みもない髪。短く切った前髪が寄りいっそう女を異常性格者に見せている。赤くて黒いワンピースを着ていた。あの模様は蝶かもしれないがあの前髪の下ではそれさえも蛾に見える。幼虫さえ見える気がする。恐ろしく細い触覚の付いた気味の悪い幼虫。 肌の色は白かった。身震いするほど白かった。頬の広い位置に、毛細血管が浮き出ていた。淡水魚のエサにする赤虫のようだ。気のせいだろうがヨロヨロと蠢き、固まり、醜い痣のようになってしまうのではないか、そんな気さえした。分厚い唇に色はなかった。ただただ乾燥し、皮が数カ所めくれて血まで出ていたのか、瘡蓋さえ見える。 女が立っている。まっすぐにこっちを見ている。 あんなに美しかったはずの女の瞳を、私はもう恐ろしくて見ることさえ出来ないのだ。
by 心スケ
ダイスキ! と大声で言うことは恥ずかしくなかったけど ダイスケ! と大声で呼ぶことは恥ずかしくて出来なかった だって4年3組の時から アナタのことは「スケチョビ」って呼んでいたんだもん それ以外の方法で アナタを呼ぶことは出来なかった 出来なかったの |
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