何年か前の記事で、わたしはこんなことを書いていました。
つねにぼーっとして歩いている。考えていることがあるとすれば、私はいつも時間に追われているので「間に合うか」ただそれに尽きる。
そうして毎日歩いている商店街や、あきあきしている国道も、脳を働かせることでいきなり活気に満ちることがある。
今日は落ちているゴミに注目しようとか、店舗の二階住民に思いを馳せたり、いまではめっきり少なくなった電信柱の数を数えて歩くことで、思わぬ発見があるのだ。
そうなんです。わたしはつねにボケーっとし、なにかいきなり目に入ると「ハッ!」と大声を出すようなキチガイだったんです。人って考えごととか本当にしてんのかな? あれ、ウソじゃないかな? くらいに思っていました。ところが実際に『脳でかんがえる』ということをしてみると、たいへん疲弊することがわかりました。倦怠感もハンパなく、一気に老けた気がするし、同級生たちがたいへんババ臭いのもうなずけるというものです。まあいうなれば45年以上も考えなしに生きてきた因果応報なのでしょうか。かといってこんなのが続いてはたまったもんじゃあありません。あたし、考え死ぬんじゃないかな~。
というか、昨日は一日中ブユ(ブヨ)にヤられた脚のことが頭から離れず、こうなったら寝るしかない! 寝れば考えなくてすむ! と必死でした。まあ、そんなこんなでなんとか生きている次第です。あ、閃いた。わたし、以前は起きてるときも寝てたってこと? そりゃ元気だったわけだよ……。
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