生まれて初めて、整体に行ってきました。腰が痛かったからです。たぶんここんとこヒールを履いて歩きすぎたのでこんなことになったのでしょう。腰が痛いのに、整体に行く緊張から肩が凝ってしまいました。意外とヤワです。そんでお灸をやられた。「お灸かよっ!」って思ったけど、これで痛みがなくなるなら……って思いガマンすることにしておとなしく指示にしたがった。
とにかくここで私は本当に、自分の性格というのが、ようーく分かった。お灸の際に「動かないでください」と言われたのだが、熱いとかそういう次元ではなく、「動かない」「動いてはいけない」ことに心底耐えられなくなったのだ。
絶対に動けないこの状況。言われたからではなく、お灸のもぐさが倒れて火傷してしまうから。でもそうなると「ウギャア!」と動きたい衝動に駆られてガマンが出来なくなるほどだった。5回くらい、自分がドバッと立ち上がって暴れる姿を妄想したりして、ほんとに異常者っぽかった。
じっと熱さに耐えているように見えただろうが、そんなのはどうってことなかった。この暴れたい衝動を押さえる事に比べれば、熱さなどクソみたいなもんだった。だが私は耐えた。自分に勝った。そんな自分を、誉めあげたいと思います。
■そんで帰宅してカツオでも食おうかと思っていたら、元同僚というか後輩らからのお誘いのメールを確認。腰も軽くなったことだし、近場で飲んでると言うし、この初体験でもいっちょ語ってやろうかと行ってみると、「さて本題にはいりましょうか……」と語りだしたのは後輩の方で、なにが本題なのかと思ったら、「ブルマってどう思いますか?」という若者にとっての大問題だった。
ことの真相は、「女子バレーのブルマーは、いつからジャージ(パンツ)みたいなのになったのか。あれはずるいのではないか」ということと、「僕、小学校6年生まで体育のとき、男女いっしょに着替えていたんですけど、見ないようにするのが大変ですよ」という、一部ブルマとはかけ離れた大問題であった。
私はちょうちんブルマを体感した世代として、しかもフツーのブルマを足を長く見せるために超ハイレグにしてはいていた女の話をしたが、あまり聞き入れてもらえなかった。要するに、ブルマは永遠のあこがれ、だそうだ。ふーん。
私が食べ損ねたカツオをどうにかしてほしいと思う。