最終日。
旧制第四高等学校、21世紀美術館、 兼六園、そしてひがし茶屋街をまわりました。
そんなことより、兼六園が面白いかどうか(たぶんそういうこと)で神田ぱんさんとまーさんがケンカをおっぱじめました。こういうシーンでは私が主役であるべきなのにどうも腑に落ちません。
しかもあやふやな言い争いで、「じゃあもう一人で帰るよ」「いいよ、私が一人で帰る」と、微妙にケンカ相手に気を使っていてまったく錯乱……というかバカみたいで、正直大笑いでした。
そのあと交差点で車かつあげを目撃。瞬間に第一通報者として注目を浴び、二人から主役の座を奪おうと交番に猛ダッシュしましたが、すでにおまわりさんが対応していてむかつきました。そしたらかつあげショック療法で、神田ぱんの機嫌が一気に直ったようです。バカか……。
いつも私を小バカにしていますが、「ガキか」と思いました。三児の母なのに、信じられません。
旨いすし屋で寿司食ったら、さらにみんないい気になりました。
あと、神田ぱんは帰りの電車で「あたしゃケンカっ早いんだよ!」と、あろうことか今度は私にケンカを売ってきました。八つ当たりでしょうね、私は大人ですからまるっきり相手にしません。しかもイカが好きかどうかで頭にきたようです。世界で一番イカが好きな女は私に決まっているのです。
香香さんはこの旅で、「土屋さんって本当にイカが好きなんだねー食事もおやつもずっとイカだもんねー」とひどく感心していました。あたりまえです。でもこの女は他人のケンカでもらい泣きしたり、私が暴言を吐くと小さな声で「ハタケのくせに……」(二日続けて顔を洗ったおかげで、顔がカサカサ、いわゆるハタケができてしまっていたのです)とひとり陰口を叩いたり、寝るときだけ姿勢が正しくなったりまったくバカげていました。
まーさんもまーさんで、スーパーで買ったカニカマ寿司が本物の「蟹」だったのに(あとでミクシーで判明した)、もくもくと黙ってそれを食べてみんなに分けてくれようとしなかったし、まるでガキです!
しかも神田ぱんの不機嫌の理由はただ単に「カバンが重かったから」ということも判明しました。
いじける神田ぱんを激写もうみんな、私以外はみんなバカでバカでどうしようもない。
「喫煙もできる禁煙室」という意味不明の喫茶店で、ママさんに電車が遅れて新幹線に乗り遅れることがある、と脅されたのですが、まんまと遅れて乗り損ねました。
もうーみんなばか!
という感想の旅でした。
また行きたいでーす!
------------------------------------------------------写真は
Flickrにあげてあります。
Kanazawa Toyama - a set on Flickr北陸旅行1 寝台車「北陸」と路面電車「万葉線」
北陸旅行2 新湊漁業協同組合女性部食堂と如意の渡し
北陸旅行3 富山の夜と観音湯北陸旅行4 鉄道模型が走る 珈琲駅 ブルートレイン北陸旅行5 あのジャーン石像とUFOの街 羽咋ラベル: 北陸旅行
[#]北陸旅行5 あのジャーン石像とUFOの街 羽咋
北陸旅行2日めの午後。
羽咋という街は、時空が捻じ曲がった空気がありました。
まさか、三年前、当サイトでも大注目した石像に出会えるとは思っても見なかったので得した気分です。
本物だ!
ジョジョ風石像。作者の馬渕さんはぜったいジャンプ愛読者などと噂されたこともありました。
でももしかしたらはじめ人間ギャートルズファンかもしれません。
バックの演出をどうにかしなければ……。
それにしてもこんな寂れたものかなしげな街に、一人ガンバってる石像は空回り風でけなげです。
ついでに、
コスモアイル羽咋という科学館に行きました。どうやら羽咋という街は、UFOときってもきれない関係にあるようです。直前まで入館料350円を払ってみる価値があるかないかで討論しましたが、けっきょく行ってよかった。なぜなら羽咋市の、真剣さが伝わってきたからです。
UFO目撃情報を募集する記入用紙。かなり詳細な内容に、羽咋の街の真髄を見た気がしました。裸眼と矯正時の視力まで記入しなければなりません。
UFO国際シンポジウムなども開催されているようですね。
Alien autopsy film(異性人解剖フィルム)の異性人レプリカ。手も足も指六本!
あとはガガーリンの乗ったヴォストーク帰還用宇宙カプセル(本物)を観賞。中身はおねしょパッドみたいなものが貼り付けられ、コックピット?は路面電車の操縦席より単純なつくりでした。
「あ、これはないな」と確信しました。
オマケ画像
ゴゴゴゴゴゴの前で猛ダッシュ。
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[#]北陸旅行4 鉄道模型が走る 珈琲駅 ブルートレイン
富山二日目は、「珈琲駅 ブルートレイン」に行ってきました。
一目でわかると思いますが、鉄道模型が走る店内、一部の鉄ヲタでは有名だそうです。
鉄道好きの子どもだったら失禁するほどおおよろこびすることと思います。
私は大人ですから失禁はしません。せいぜい観賞ポーズをキメるていどです。
ミックスジュース(500円)がとても甘くて美味しかったなあ。
ラベル: 北陸旅行
[#]北陸旅行3 富山の夜と観音湯
富山の夜をブラブラ探索して飯にありつきました。
まあそんなことより観音湯かなー。
番頭のじいちゃんからして風情のあるいい銭湯でした。
昼にも同じ名前の「観音湯」に入りましたが、こちらは「きっと観音様がいるにちがいない」という賭けに負けたので印象としては負け戦。レポートはしません。
キングオブ銭湯
新しいものをなにひとつ取り入れない姿勢(頑なではなく)に感服しました。
なんだかエロい表情の福助とツーショット。
このあと入った「スナック ようこ」の客によると、かつては山の男たちが入りに来ていたそうです。
オマケ画像。
頭を爆発させようとがんばる神田ぱんさん。神田ぱんさんは、銭湯では「ここのお風呂に入るために富山にきました」と言って番頭さんをいい気にさせようとしていました。でもきっとじいさんはそんなことはどうでもいいのだと思います。
この区間で出会った人々
・居酒屋の桂さんというパニックおばさん。注文をことごとく間違えたり忘れたりしてそれが一芸になっていた。
・観音湯の番頭じいさん。やや幻覚にも見えるほど銭湯とマッチしていた。
・「オーケー」が口癖のようこママ
・ようこの常連さん。私の注文したウーロン茶を買いにひとっ走り御用聞きに行ってくれた。
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[#]北陸旅行2 新湊漁業協同組合女性部食堂と如意の渡し
朝食をとるため、せり市場にある食堂
新湊漁業協同組合の女性部食堂に向かいます。
女性部食堂なのに、みんなの脳にはなぜか「婦人部食堂」インプットされていました。せりの片付け中ー。でもここは昼のせりもあるらしいので時間帯狙えばせりの様子が見られるはず。男の仕事はかっこいいね。
魚たちを運ぶようなもの。名前が彫ってあってクールです。
食べかけですみません……。女性部食堂では、ボリューム満点で1000円の定食。もちろんほかにもメニューはあります。イカはたぶん赤イカだけど、土地特有の醤油とのコンビネーションですこぶる旨かった。新鮮だからまるっきり生臭くない!この私が、あらの味噌汁をおいしくいただけたのはめずらしい。食後のコーヒーも注文し、まったりと漁港の雰囲気を味わいました。
店を出るときに、一人一個、柿をもらいました。おばちゃん、ありがとうございます。
魚を大量に見ることはできませんでしたが、意外にも鳥をたくさん観察できました。なんだこの盗人バードは……。
ほかに、とんびのような勇ましい鳥と、ウミネコ、カラスなどと遭遇。
万葉線の寄り道ルートとして、渡し舟に乗りました。
定期的に運用していますが、向こう岸にいた船頭さんに手を振ると、すぐにきてくれました。えーーー。
時間があると伝えると、遠回りしてくれたり……。
陸橋ができることで、長年続いた渡し舟も来年には廃船になることを知ることとなります。2009年の7月まで運用されているので、富山にお越しの際はぜひ一度。おじさんの駄洒落乱用の話付きで200円という破格なサービス!
本当にありがとうございました。二度と忘れません。
この区間で出会った人々
女性部食堂
・柿をくれたおばさん
如意の渡
・船頭さん
・解説のおじさん
・安いお土産を進めてきたおばさん。神田ぱんさんが少し高めのグッズを買おうとしたらひどくびっくりしていました。
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[#]北陸旅行1 寝台車「北陸」と路面電車「万葉線」
久しぶりに旅行に行ってきましたので、記憶の断片をたなぐりよせ、ピンポイントでレポートしたいと思います。まだMacが直っていないのでPhotoshopを駆使できないのが残念です。
行きは
JR寝台特急「北陸」を利用しました。
北陸がホームに入ってきたとたん、カメラを持った人々が吸い寄せられるように写真を撮っていて、「みんな乗るのがうれしいんだなあ」と思っていたら、そうではなくて写真を撮りにきただけでした。そんな人気者に乗れるなんて光栄です。
でもまったく興味のない熟睡派もいました。
久しぶりですが、寝台車ほどわくわくする乗り物はありませんね。目的は寝ることなのに……。
でも、通路でずっとうつろげポーズでかっこつけてる男性、個室で延々と歌を歌ってるテノール歌手など、目的はさまざまなのでしょう。
うつろげポーズの男性について「親の危篤」「恋人に振られた」「女房が死んだ」など想像を膨らましているうちに隣のおとうさんに叱られたのでヒソヒソ声で爆笑するという技を学び、目的を達成した気がします。あと、ライターに火をつけると同時に咳き込んで着火の音を消す技も習得しました。平均年齢40歳ですが、不良中年遠足です。あとは他校の連中と一発触発にならなければいいのですが……。
到着後、
路面電車の万葉線に乗って
、港に向かいます。通常なら今から寝る時間です。
土日祝日は、
立川志の輔の車内アナウンスが流れ、志の輔さんの母校や実家などの情報を仕入れることもできます。できました。
路面電車で浴びる朝日。
この区間で出会った人々
寝台車内
・うつろげな謎の男性
・個室で歌うそうとう迷惑なテノール歌手
万葉線
・バス停で井戸端会議をするおばあちゃん連中。私たちが少し離れた場所で立ち止まっていたら、チャリで追いかけて「どうしたの?」と心配してくれた。
オマケ画像
青空の下で歯磨きを開始。真似をはじめる香香さん。ちなみに私は電動ハブラシなので俄然レベルは高いです。
つづく
ラベル: 北陸旅行